2011-03-01から1ヶ月間の記事一覧
●方法俳句034・再発見04・波多野爽波 ●「骰子の一の目赤し春の山」(波多野爽波01) ○季語(春の山・春) 【鑑賞】:骰子(さいころ)の一の目が赤いことに気がつきました。普段よく見るさいころです。新発見ではなく、さいころの再発見といえるでしょう。句…
●方法俳句034・再発見04・波多野爽波 ●「骰子の一の目赤し春の山」(波多野爽波01) ○季語(春の山・春) 【鑑賞】:骰子(さいころ)の一の目が赤いことに気がつきました。普段よく見るさいころです。新発見ではなく、さいころの再発見といえるでしょう。句…
●色彩俳句034・赤03・田中冬二 ○「春愁を赤きポストに投函す」(田中冬二01) 季語(春愁・春) 春愁をこめた文面の手紙なのでしょうか。投函するときの気持ちが愁いを帯びていたのでしょうか。それにしても「投函」という言葉は、美しい日本語の代表格です…
●色彩俳句034・赤03・田中冬二 ○「春愁を赤きポストに投函す」(田中冬二01) 季語(春愁・春) 春愁をこめた文面の手紙なのでしょうか。投函するときの気持ちが愁いを帯びていたのでしょうか。それにしても「投函」という言葉は、美しい日本語の代表格です…
●五体俳句034・腰02・飯田龍太 ○「腰掛けてゐる石も墓鳥雲に」(→飯田龍太03) 季語(鳥雲に・春) 季語の「鳥雲に」とは、春に北に帰る渡り鳥が、雲間はるかに見えなくなることをいいます。その帰る鳥を石に坐って見上げています。その石もまた古い暮石です…
●五体俳句034・腰02・飯田龍太 ○「腰掛けてゐる石も墓鳥雲に」(→飯田龍太03) 季語(鳥雲に・春) 季語の「鳥雲に」とは、春に北に帰る渡り鳥が、雲間はるかに見えなくなることをいいます。その帰る鳥を石に坐って見上げています。その石もまた古い暮石です…
●五感俳句034・味覚04=甘い・中村苑子 「野遊びの傷舐めて血の甘かりし」(→中村苑子05) 季語(野遊び・春) 「野遊び」とは春の野山に遊ぶことですが、野遊びで転んで膝小僧を擦りむいてしまいました。血を舐めると甘い味がします。昔は子供たちに擦り傷は…
●五感俳句034・味覚04=甘い・中村苑子 「野遊びの傷舐めて血の甘かりし」(→中村苑子05) 季語(野遊び・春) 「野遊び」とは春の野山に遊ぶことですが、野遊びで転んで膝小僧を擦りむいてしまいました。血を舐めると甘い味がします。昔は子供たちに擦り傷は…
●次元俳句034・端(空間)04・小池文子 ○「春嵐埠頭突端より追へず」(小池文子01) 季語(春嵐) 春の嵐を埠頭の突端まで追ってきました。そこからは海の彼方へ逃げてしまい、もはや追うことはできません。 ○小池文子(こいけふみこ)(1920~2001) 代表句…
●次元俳句034・端(空間)04・小池文子 ○「春嵐埠頭突端より追へず」(小池文子01) 季語(春嵐) 春の嵐を埠頭の突端まで追ってきました。そこからは海の彼方へ逃げてしまい、もはや追うことはできません。 ○小池文子(こいけふみこ)(1920~2001) 代表句…
●三色絵033・耳朶(じだ)近く・透次 ○「耳朶近くさらさら鳴らす種袋」(→透次034) 季語(種袋・春) →三色絵フォトチャンネルへ 種の入った紙袋を耳の近くで鳴らします。サラサラと乾いた種の音がします。いつか花や実になるであろう未来を持つ種たちの音…
●三色絵033・耳朶(じだ)近く・透次 ○「耳朶近くさらさら鳴らす種袋」(→透次034) 季語(種袋・春) →三色絵フォトチャンネルへ 種の入った紙袋を耳の近くで鳴らします。サラサラと乾いた種の音がします。いつか花や実になるであろう未来を持つ種たちの音…
●技法俳句033・比喩(直喩)=といふ01・阿部みどり女 ○「めまぐるしきこそ初蝶といふべしや」(阿部みどり女01) ○季語(初蝶・春) 【鑑賞】:その春に初めて見た蝶を「初蝶」といいます。初蝶を見た時期や蝶の種類や色は人それぞれに異なります。生きのい…
●技法俳句033・比喩(直喩)=といふ01・阿部みどり女 ○「めまぐるしきこそ初蝶といふべしや」(阿部みどり女01) ○季語(初蝶・春) 【鑑賞】:その春に初めて見た蝶を「初蝶」といいます。初蝶を見た時期や蝶の種類や色は人それぞれに異なります。生きのい…
東北地方太平洋沖地震が発生してまもなく2週間を迎えようとしていますが、いまだに行方不明者などの被害の状況は明らかになっていません。さらに福島原発の事故による被害も深刻で、予断を許さない状況です。当ブログは2週間後の明日より更新を再開いたしま…
東北地方太平洋沖地震が発生してまもなく2週間を迎えようとしていますが、いまだに行方不明者などの被害の状況は明らかになっていません。さらに福島原発の事故による被害も深刻で、予断を許さない状況です。当ブログは2週間後の明日より更新を再開いたしま…
2011年3月11日14時46分ごろ、三陸沖を震源に世界観測史上最大級のM9.0の東北地方太平洋沖地震が発生しました。津波や火災で多数の死傷者が出ています。当ブログでは犠牲になられた方々の喪に服すととも当ブログの更新をしばらく自粛いたします。「俳句の箱庭…
2011年3月11日14時46分ごろ、三陸沖を震源に世界観測史上最大級のM9.0の東北地方太平洋沖地震が発生しました。津波や火災で多数の死傷者が出ています。当ブログでは犠牲になられた方々の喪に服すととも当ブログの更新をしばらく自粛いたします。「俳句の箱庭…
●方法俳句033・冷凍保存04・加藤暁台 ○「日くれたり三井寺下る春の人」(加藤暁台01) 季語(春) 「冷凍保存」の第4弾。いままで「→幾人かしぐれかけぬく勢田の橋」(→丈草)、「→木がらしや地びたに暮るる辻諷ひ」(→一茶)、「→窓の人むかし顔なるしぐれ…
●方法俳句033・冷凍保存04・加藤暁台 ○「日くれたり三井寺下る春の人」(加藤暁台01) 季語(春) 「冷凍保存」の第4弾。いままで「→幾人かしぐれかけぬく勢田の橋」(→丈草)、「→木がらしや地びたに暮るる辻諷ひ」(→一茶)、「→窓の人むかし顔なるしぐれ…
●色彩俳句033・紫01・星野立子 ○「吾も春の野に下り立てば紫に」(→星野立子03) 紫 884898●■▲季語(春の野) こんな紫色の春の野に降り立てば、自分自身も紫色になっていくような気がします。
●色彩俳句033・紫01・星野立子 ○「吾も春の野に下り立てば紫に」(→星野立子03) 紫 884898●■▲季語(春の野) こんな紫色の春の野に降り立てば、自分自身も紫色になっていくような気がします。
●五体俳句033・まなこ01・高柳重信 ○「まなこ荒れ/たちまち/朝の/終わりかな」(→高柳重信03) 季語(無季) 多行形式の高柳重信の句です。句中の(/)は改行の印です。一日の始まりであるはずの朝、すでに視覚は荒れています。朝からひと日の終焉を予感して…
●五体俳句033・まなこ01・高柳重信 ○「まなこ荒れ/たちまち/朝の/終わりかな」(→高柳重信03) 季語(無季) 多行形式の高柳重信の句です。句中の(/)は改行の印です。一日の始まりであるはずの朝、すでに視覚は荒れています。朝からひと日の終焉を予感して…
○五感俳句033・質感=重05・平畑静塔 ○「鶯や遠く重たき生木負ひ」(『月下の俘虜』1955)(平畑静塔01) ○季語(鶯・三春) 芝刈りをしている人でしょうか。生の木の重たさが肩にくい込みます。鶯の声が聞こえています。 ○平畑静塔(ひらはたせいとう)(『月下…
○五感俳句033・質感=重05・平畑静塔 ○「鶯や遠く重たき生木負ひ」(『月下の俘虜』1955)(平畑静塔01) ○季語(鶯・三春) 芝刈りをしている人でしょうか。生の木の重たさが肩にくい込みます。鶯の声が聞こえています。 ○平畑静塔(ひらはたせいとう)(『月下…
●次元俳句033・端(空間)02・岸田稚魚 ○「北端の岬囀のひつかかり」(岸田稚魚01) ○季語(囀・春) 【鑑賞】:北の端、最果ての岬に鳥の囀りが引っ掛かっています。鳥の声を物質化して詠み込んでいます。「→会へば兄弟ひぐらしの声林立す」(→草田男)、「…
●次元俳句033・端(空間)02・岸田稚魚 ○「北端の岬囀のひつかかり」(岸田稚魚01) ○季語(囀・春) 【鑑賞】:北の端、最果ての岬に鳥の囀りが引っ掛かっています。鳥の声を物質化して詠み込んでいます。「→会へば兄弟ひぐらしの声林立す」(→草田男)、「…
●三色絵032・春埃・透次 ○「春埃舞ふ映写光動くたび」(→透次033) 季語(春埃・春)→三色絵フォトチャンネルへ 30年以上前の東京の映画館の情景です。300円ほどで2本立ての名画座をよく観たものです。当時は映画館は禁煙ではなく、埃とともに煙草の煙が映写…
●三色絵032・春埃・透次 ○「春埃舞ふ映写光動くたび」(→透次033) 季語(春埃・春)→三色絵フォトチャンネルへ 30年以上前の東京の映画館の情景です。300円ほどで2本立ての名画座をよく観たものです。当時は映画館は禁煙ではなく、埃とともに煙草の煙が映写…